第29回 NHKワールド 2011年カレンダー・フォトコンテスト 受賞者発表
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第29回NHKワールド カレンダー・フォトコンテスト 浅井愼平氏(審査委員長)講評 全体的に、「カレンダー」という前提を理解して応募してくださっているという印象がありました。日本にはさまざまな行事や季節の違いがありますが、それを踏まえた上で、なおかつ対象をしっかりととらえた作品が多かったですね。自然を見る目が養われているように感じました。 時代の流れもあって、デジタルカメラで撮られた作品の方が比率としては多かったようですが、各々がデジタルとフィルムのそれぞれの良さや特長を使い分けながら撮影されているなと思いました。 作者に感じる心があれば、一見なんでもないような対象物でも「こんなに気分がいいね」「面白いよね」というふうに伝わってくるんです。また、祭りや行事など、そこで起きている事態だけに興味を持つのではなく、それをある種の情景として描くことができている。そんな写真が受賞作品として多く残っていると思います。 |
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(金賞作品について)
金賞を受賞した「実りのころ」は、“写真で何ができるか”ということに対して隅々にまで作者の神経が行き届いている作品です。フレームしておきながら、フレームの外の世界のことも感じさせる。ある種の温度とか空気感とか、あるいは静寂感とか、そういったものが写真の中に込められている感じがしました。それだけ対象を見つめる目がしっかりしていたのだと思います。 (銀賞作品について) 銀賞を受賞した「つるし柿」は、これは写真ならではというか、光と影が非常に巧みに表現された作品でした。やはり季節の持っているにおい、空気感、温度みたいなものがよく表されていて、構図にも新鮮さがあったように思います。 |